事実と真実 vol.2
事実は1つなのに、どの時点で何が分岐し、どうしてそうなったのか
ヒアリングしたら、わかった
人によって変わらないものと変わるものがある
変わらないのは、普遍的なもの
・時間
・場所
・当事者
・事象の発端
・費用
・数量
これは誰に聞いても変わらない事実
変わるのは、経験や感情などによって異なるもの
・理由
・方法
これは事実ではなく、事情だ
それぞれの当事者の事情によって導かれる結論が変わる
この事情をしっかり把握できないと、本当の問題点も対策も見えない
真実は闇の中、である
事実と真実 vol.1
当事者が4人いた
1人の年配者に対し、若者3人で依頼した仕事を依頼された年配者が断り、年配者は依頼とは違う対応の仕事をした
これが事実
当事者の若者1人から相談を受けた別の若者が私に報告する
私は責任者として、まず事実を知りたい
事実を理解すれば、おのずと問題の本質が見えて、真実に辿り着く
私は当事者に話を聞いた
事実は1つなのに、全員それぞれが導き出した結論が違う
なるほどね
礼儀を重んじ、礼節を心得る
高校生の息子が、アーティストチームのリーダーとしてイベントステージに立った
冒頭のパフォーマンスが終わった後の挨拶とメンバー紹介で、まず観客席に向けて発した言葉は「ありがとうございます」、御礼の言葉だった
無名の高校生ヲタ芸チームをイベントに呼んでくれた主催者やフィナーレに向けてステージ前に集まってくれた人達に対する感謝とこれから始まる本番へ気合いが入った力強い言葉だった
そして、メンバー紹介
一人ひとり想いを込めて名前を呼ぶ
同級生はニックネームで
最年少のメンバーには少し先輩風を吹かせ
そして、
紅一点、唯一の女性メンバーと先輩には「さん付け」をする
彼はそれを自然に言ってのけたけれど、とても耳心地のいい言葉だった
◉礼儀とは、人間関係や社会生活の秩序を保ち、人として守るべき行動であり、特に敬意を表す作法
◉礼節とは、礼儀に節度が加えられ、尊敬などの心が伴っているのが礼節
◉礼儀礼節の正しい使い方は、社会の決まりにかない、相手を思い節度のある行動の心を表したいときに使用する
(メディアラカルト「礼儀礼節とは?意味をわかりやすく紹介!正しい使い方や具体例文」より)
礼儀礼節を知り、理解し、行動する
それができて初めて社会人と言える
ステージを降りたチームメンバーに「お疲れさま」と声をかける
「リーダーにはいつもお世話になってます」と返ってくる
ヲタ芸を通じて社会を学んでいる彼らが眩しかった